館長のヒトリゴト
PASは「狂言」体験講座、アウトリーチは美術館でした
- 2017.07.23
本日、コスモホール(小)では、13:30から「狂言」体験講座がありました。
こちらはPAS古典芸能シリーズ4講座を締めくくる最終回となります。
講師は大蔵流の能楽師大蔵彌太郎氏と一番弟子である吉田信海氏のお二方。
ホール到着後から入念な打ち合わせ、何せ当小ホールの床は一面カーペットです。
表現するにあたっては何かと不自由があり、その対策のため上敷を準備しました。
さて講座ですが、「狂言」の起源や仕草、また役割などが解説された後、
”しびり”と言う演目を披露していただきました。
そしていよいよ体験へ。
”立ち方”、”座り方”、”すり足”などに挑戦し、”謡(うたい)”についても種々実践。
最後に「寝音曲」と呼ばれる演目をを鑑賞し、「笑い止め」にて終了となりました。
古典芸能シリーズはお陰様をもちまして大盛況で終えることができました。
ご参加くださった方々にお礼申し上げるとともに、
満員札止めにてご参加いただけなかった皆さま、是非次の機会には足をお運びくださいませ。
そして佐久市近代美術館では当事業団によるアウトリーチ事業、
「心が豊かになる音楽への招待」の一環として11:00からと14:00からの2回、
”ヴァージナルの調べ”と題して上薗未佳さんのコンサートを行いました。
ちょうど美術館では、「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」
とのタイトルで、ミッフィーの生みの親でオランダを代表するグラフィックデザイナーである
ディック氏の企画展の真っ最中。
絵画に囲まれて演奏を聴く機会は少ないため、来館中の多くの方々にお楽しみいただきました。
曲はヴァージナルの音色に相応しい「騎士の歌」による変奏曲、「ウィロビー卿の帰館」ほか。
今日のように自主事業が重なると主催者としては大わらわですが、
お客さまに喜んでいただけるなら苦になりません。
外は久々の雨模様、降りしきる雨をものともせず、
会場間を何度も行き来するなど職員・スタッフは大活躍の一日となりました。