館長のヒトリゴト
歌声喫茶が佐久に
- 2016.10.10
晴天に恵まれた”体育の日”
外に耳を傾ければ市内の随所からスポーツ観戦の賑やかな歓声が聞こえて来るようです。
さてコスモホールでは、賑やかな歓声に増して歌声まで響いています。
”ともしび音楽企画”の皆さんとお客様の大合唱!
昭和30年代に誕生し一世を風靡した「歌声喫茶」。
昭和が一番忙しく、そして輝いていた時代、
若者たちがエネルギーを歌声に託して”心から元気になった”あの空間が、
「歌声喫茶ともしび in 佐久」として大ホールで蘇りました。
高度成長を支えた当時の若者たちも今はシニア世代となっています。
来場された中には実際に「灯(ともしび)」や「カチューシャ」など、
昭和30年代の”歌声喫茶”に通われた方も多くいらっしゃいました。
会場はステージリーダー(司会者)の見事な進行で次から次へと懐かしの歌声に包まれます。
ゲスト出演のベイビー・ブーも加わり、歌うこと、歌い合うことの素晴らしさに感動さえ覚えました。
少しずつ昭和の思い出が薄らぐ中、鮮烈に焼きついている
”歌声が紡ぐ明日への力!勇気!希望!”が生まれる場所。
昭和がどんなに遠ざかろうと、
改めて歌声喫茶が果たしてきた役割の大きさ、
そして何時までも失ってはならない「この時」を、新たに心に刻んだ瞬間ともなりました。