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館長のヒトリゴト

「こころのミュージカル2016」製作記者発表

2016.08.28

本日28日の11時~、コスモホールの小ホールで行われました。

佐久市文化事業団理事長の栁田清二佐久市長をお招きし、廣末恵子製作委員長、

脚本の廣末晋介氏、音楽担当の山口万里子氏と矢野由枝氏。

そして演出を担当する私、この6人が記者発表に臨みました。

今年はこころのミュージカル始まって以来の地元を題材としたドラマ。

名前を冠する五郎兵衛用水を開削した市川五郎兵衛眞親公の物語です。

 

題して

 

「黄金之郷(くに) ~市川五郎兵衛眞親伝奇~ 」

 

配役は7月に行ったオーディションで既に決定済み。

いよいよ9月4日(日)、顔寄せ(出演者やスタッフ一同が初参集)と本読みから稽古がスタートします。

 

先にも書いたとおり地元が題材だけに、地域の思い入れや関心はいつもの公演以上に高くなるはず。

ともかく見応えと感動が詰まったミュージカルに仕上げてまいりますのでご期待ください。

 

一応ストーリーをご紹介しておきます。

 

「時代が安土桃山から江戸へと変わる頃、佐久の地では天下を狙う諸大名たちが領地を巡って争っていました。このため土地は草木も育たないほど荒れ果てて民たちは飢えて苦しむ日々。その窮状を救うべく一人の男が立ち上がったのです。上野南牧村領主の一子である市川五郎兵衛眞親でした。

この物語は眞親と飢えて盗みをはたらいた一人の娘との出会いから始まります。

そして眞親は娘と約束を交わします。それは「浅間山よりでっかい握り飯」を食べさせる約束でした。稲を育てるには先ず荒れた佐久の地に水を引くこと。

こうして五郎兵衛による用水開削の夢の一大事業は始まったのです。

しかし当然ながら工事は困難を極めました。そこに追い討ちをかけるように忍びの衆による妨げが。割って入った望月くノ一との忍者集団による対峙に緊張は高まります。

さらには資金の枯渇問題と危機は後をたちません…。

そんな中にあっても眞親は決して夢を諦めませんでした。自身を奮い立たせ、試練に立ち向かい、人心を束ね、ついには山さえ穿ってしまいます。そして娘とのあの約束を果たす日がやって来たのです…。」

 

さてどんな結末になりますでしょうか。

尚お稽古の様子や見どころなどは追ってこのブログでご紹介してまいります。

 

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