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館長のヒトリゴト

多くの感動に包まれて”キッズ・サーキット”が閉幕

2016.08.10

8月5日(金)11:00、カウントダウンに合わせコスモホール正面玄関の扉が一斉にオープン。

ミュージックボックスの軽快な演奏がお客さまを出迎える中、”キッズ・サーキット IN SAKU 2016

が始まりました。

そして8月7日(日)17:40、コスモホール(大ホール)のお客さまと一緒に「ふるさと」を大合唱して、

3日間23の全てのプログラムを終えました。

会期中には私自身19作品の上演会場を回って、多くの方とお話し、喜びの声や感想、また苦情など貴重なご意見も賜りました。これからの運営に役立てたいと思います。

反省や改善すべき点は多々あれど、今まで手掛けてきた大型、中型フェスティバルの第1回開催としては及第点の出来ではなかったでしょうか。

こう思える最大の理由は、児童・青少年のためのフェスティバルと言った主旨に照らし、会場を後にする子どもたちの楽しそうな姿、ご父兄や祖父母の笑顔があったからに他なりません。

そして猛暑の中での開催ながら事故や疾病などの報告も無く、会期を通じ延べ5,000人に及ぶ来場者を見守る立場である私にとっては何よりの朗報でした。

観劇、鑑賞演目の感想は是非ご家族や友人と話し合われるとともに、実行委員会事務局やフェィスブックなどにも投稿いただければ嬉しく思います。

さて第2回開催に関しては、今回をしっかり検証しつつ協議を重ねて行く所存です。

そのため詳細はご案内出来ませんが、思いつく範囲で課題やこれからの方向性などについて挙げておきます。

最重要課題は事前予約と合わせ、入場券販売方法や予約の見直しです(満席のため鑑賞出来ない公演があり、

多くの方にご迷惑をおかけしました。本当に申し訳なく思っています)。

これについては簡便かつ利便性に長じた新たなシステムの構築を図るつもりです。

さらに宣伝・広報などのパブリシティの拡充。Webを活用した情報のスピーディな開示。地域社会を巻き込んだ一体感のある取組み。地元芸術文化団体との協調。スポンサーや協賛企業などの積極誘致。周辺自治体との連携強化等々。

また実行委員会の早期立ち上げ(準備開始時期の遅れに困惑したため)、ボランティアスタッフの登用。そして息の長いフェスティバルとして育成すべく、ロゴマークやデザイン関連の開発、商標登録やロイヤリティに関する条文作成、他地域の同様フェスティバルとの連帯、さらには国際的プログラムの招へい、オリジナル合同公演の創作・発信など、まだまだ考えなくてはならないことが山積しています。このような課題や不備の一つ一つを具体的に解決しながら、次回を目指してまいります。

新たに始まった“キッズ・サーキット IN  SAKU”が、子どもたちの心に、「忘れられない故郷の想い出」として刻まれるとともに、末永く続くことを願って止みません。

 

総合プロデューサー兼芸術総監督  奥村達夫

 

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