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館長のヒトリゴト

第14回コスモホール佐久第九演奏会

2014.12.10

佐久にも初雪が舞い本格的な冬の到来です。街を見回せば色とりどりのイルミネーションが、まるで光の花を咲かせたように賑やかです。あちらこちらからクリスマスソングも聞こえて来るこの季節、年末恒例となりました当事業団主催の第九演奏会を12月7日(日)14:00から実施いたしました。

新たな合唱団員も参加され7月からスタートしたお稽古も約20回を数えました。そして東信地区随一を誇る佐久室内オーケストラ(団長:小池公夫さん)と合流しての入念なリハーサル、さらには四人のソリストが加わってのゲネ・プロ。外の雪をも溶かすような熱気に包まれて本番を迎えました。

毎度のことながら活字では音色をお伝えできず残念ですが、アマチュアの域を超えた高いレベルに感動を覚えました。一朝一夕にここまで到達したわけではないはず。そこには参加された方々の能動的な取り組みと献身的な指導と幾多の労苦の歴史があったればこそと思います。

岩田実行委員会事務局長さんが第九演奏会ニュース№44の巻頭にこう記されていました。「14年間緩むことも無く、否、むしろ進化をしながら。それは決して簡単な事では無い筈。そうした積み重ねこそが文化であり、伝統であり、いずれ歴史と成るのだと確信をしている」。至極納得のお言葉です。

鳴り止まない拍手に包まれて演奏会は終演しました。頬を紅潮させたお客さまを見送る出演者の方々。ロビーには沢山の歓喜が満ち満ちていました。

田原実行委員会委員長をはじめ実行委員の皆さま方のご尽力に心から感謝申し上げます。

また合唱指導、パート指導、ピアニスト、指揮者の諸先生方のご指導、また多くの方々のご支援やご協力を賜りましたことに心から感謝申し上げる次第です。

さて少し気が早いものの2020年には世界が注目するスポーツの祭典が東京で開催されます。そして演奏会はちょうど二十周年、人に例えれば二十歳の成人式を迎えます。この催しが文化の祭典としてオリンピックイヤーに華を添えるばかりか最高の寿ぎの場になることを願って止みません。

 

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