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館長のヒトリゴト

第16回 コスモホール佐久第九演奏会

2016.12.04

12月4日(日)、好天に恵まれたコスモホールのロビーには、

開場1時間以上前から入場を待つ列が出来始めました。

そして長蛇の列となったため開場を10分ほど早めることに。

同時にお客様は吸い込まれるように入場、ほぼ場内は満席の盛況ぶりです。

16回ともなると地域にもしっかり定着し、

回を重ねるごとに楽しみにされて訪れる方も増えているようです。

午後2時、藤本淳也氏の振り下ろすタクトに合わせ場内は深呼吸したような空気に包まれる。

前プログラムはワーグナーの歌劇「タンホイザー」から”巡礼の合唱”です。

ドラマなどで演じられる機会が多い「聖女エリザーベート」のお話が元となっており、

これを再構成して音楽化した作品です。

カトリック的な壮麗な響きが力強く、練習の成果が結実する仕上がりでした。

いよいよ本演奏の交響曲第九番 ニ短調 作品125<合唱付>

以前ならこれを聞いて年を越す人も多かったと思いますが、

最近はポピュラーな音楽として、いろいろなシーンで出会うようになりました。

佐久の皆様はどんな思いでこの演奏を聴かれたのでしょうか…。

さてコスモホールもこの催しで年内の自主事業は終了します。

来年のことを話すと”鬼が笑う”と言いますが、

日本ばかりでなく世界は今、目まぐるしく変わろうとしています。

第17回目の第九演奏会、穏やかで平和な中、明るく迎えられることを願って止みません。

結びにコスモホール佐久第九演奏会実行委員会の田原委員長はじめ役員の方々、

また合唱指導・パート指導・ピアニスト・指揮者の諸先生方、

ご出演の全ての皆様とご支援やご協力をくださった方々に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

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